2012/02/23
《ストレス》
1.ストレスと情緒
最近「ストレス」による病気について取り上げられる事が多くなっています。
古く中医学の中に「ストレス」という言葉はありませんが、いいかえれば「情緒」
でしょうか。
その「情緒」を中医学では非常に重視しています。
「七情(喜、怒、憂、思、悲、恐、驚)が原因としたもの」として情緒の過剰な変化が
病気をもたらすとしています。
ストレスのない生活はありませんが、ストレスに対抗できる体を作り、うまく対応できる
ようにする必要はあります。
2.ストレスは体の働きを停滞させる。
ストレスは臓腑の働きを乱します。
そして臓腑を弱らせることになります。
だからストレスに対処するためには、まず臓腑を強めることが大切です。
臓腑の強化により、ストレスによる症状が現れることを防ぎ、病気を予防します。
女性、男性、子供、老人のストレスはそれぞれ違うため、それぞれに応じた調整が必要
になります。
全般的にストレスを解消する食物は、香りのいいものです。
次回「ストレスと臓腑」について述べたいと思います。