2012/03/21

食養生とは、四季をはじめとして様々な自然界の影響を受けている人の状態を考えながら、

食事を工夫することです。

 

《春の養生》

1.ストレスは肝の働きを停滞させる

  春は「肝」に属する季節とされています。

  肝の働きの特徴は、春の季節の特徴である気が昇り始めるのと同じように、肝の気は

  上昇しやすいものです。

  また肝は、気を全身にめぐらす働きをする臓腑です。

  春は精神的に不安定になりやすくストレスを受けやすくなる季節なので、ストレスにより

  肝の気をめぐらせる働きを衰えさせ、気をとどこおらせてしまいます。

  そのため、ストレスが溜まらないように発散させる心がけが大切です。

 

  ストレスの解消は、気持ちを良くすることでも効果はあります。

  一番のお勧めは、春ですのでやはり花や緑の草木をたくさん見ることです。

  肝は「目」と関係が深いので、春の自然と交わるのは目の養生になり、穏やかな気持ち

  になります。

  それによって肝の気を停滞させず、伸びやかに活動することができますよ。

 

2.肝の血を補う

  肝は血を貯蔵する臓腑です。

  肝の血を補う食物を少し多く摂るとよいでしょう。

  食材:クコの実、人参、ほうれん草、レバー・・・etc  

 

3.早起きを心掛ける

  春は出来るだけ朝早く起きるようにします。

  それは日の出と共に自然の陽気が動き始めるので、それに体を合わせるためです。